同志社大学
壮図寮
寮生の一日【新四回生藤澤の場合】
ある日のことである。私は斜め下に住む変音動物の鳴き声で目が覚めた。だがしばらく寒いので寝ていると、横の住人の片山が艦これをしている音がした。まあ、いいや。そんな片山を放っておいて食堂に行くと、南木がいた。彼はベッドメイキングの世界一を目指しているらしい。
そんな南木を無視して、食堂でヒルナンデスを見ていると寮長のマツキと、おじいさんからミカン畑を強奪したニシガキが起きてきた。彼らは兄弟らしい。おっと、三限が始まる。急がないと。
学校に着いたら、マジキチのノムラがいた。彼はエアーギターが得意らしく、よく演奏をしている。良心館前で、そんな彼のエアーギターの演奏を、ベロチューかました宮武と真面目系クズの大友が見ていた。物好きもいるのだなーと思って、教室に向かうと授業教室に誰もいなかった。教室を間違え、一気にやる気を損なった私は今出川から一秒でも早く帰りたくなった。そう思った私は、今出川から地下鉄に乗り京都市のガラパゴス岩倉に戻ろうと奈落への地下階段を下りた。そして地下鉄を待っていると、授業をさぼった風俗マスターのくんぺーと出会った。そして二人で帰っていると突如、寮の前から軽自動車がアクセル全開で飛び出してきた。中には四人のドミトリー・プリンセスが乗っていた。恐ろしいBBAである。そんな4人を尻目に寮に帰ると、加古川が産んだDQNトメと魔王圭太がスマブラをしていた。トメ、魔王に喧嘩を売るのはあれほどよせと言ったのに・・・。その後のトメの行方を知る者はいない。
自分の部屋に荷物を置き、食堂に戻ると門馬が晩御飯を食べていた。今日は、月曜から夜ふかしの日である。この番組を見ないと、私の一週間は始まらない。そんなことを考えていると、目の前が真っ暗になったと共に、全身に鈍い痛みが走った。目を開けると、なぜか自分の部屋にいて太陽の光が部屋を照らしていた。私は、夢を見ていたのである。そして時計を見ると、もう昼の二時を過ぎていた。あー、今日も授業は休講だなー。そして、昼寝をして晩御飯を食べて寮生とテレビを見て私の一日は今日も平和に終わった。あー、楽しい一日だったなー。